2024年1月に新NISAがスタートし、周りで始めた方も多いのではないでしょうか?
興味はあるけど、始め方や仕組みがわからないと、初めての投資は不安になりますよね。
金融庁のシミュレーション計算によると、月5万円を利回り4%で30年間積み立てた場合、約3470万円の資産が出来る可能性があります。
この機会に、新NISAで教育資金や老後資金に備えませんか?
この記事では、新NISAの始め方や仕組みの始め方を初心者の方にわかりやすく紹介していきます!
新NISAとは?

2024年1月から始まった新NISAの口座数も、金融庁の速報によると2024年末で口座数は 2,560万4058口座を突破しました。
新NISAとはどんな仕組みなのか、どんな人が始められるのか解説していきます。
- 18歳以上から利用できる
- 儲けても税金がかからない
- 2024年1月からスタート

新NISAは税金に関わる手続きは何もいりませんよ。
新NISAは18歳以上から始められる
新NISAは18歳以上から誰でも始められて、年齢の上限はありません。
日本在住であれば、職業などにも制限もなく利用可能です。
ただし口座開設する年の1月1日時点で、18歳以上である必要がありますよ。
新NISAは儲けても税金がかからない
本来は投資で100万円儲けたら、20万円が税金がかかります。
しかし、新NISAは100万円で儲けた場合でも、100万円がそのままもらえます。
新NISAは税金がかからないので、税金の手続きはいりません。
2024年1月から始まった
新NISAは、2024年1月から制度が開始されました。
2024年1月に始まったばかりなので、今から始めても遅くありません。
新NISAの制度や仕組みは?


お金を増やすために、しっかりと新NISAの仕組みをしっかり理解しましょう。
- いつでも好きな時に始められる
- 非課税保有期間が無期限に
- 2つの投資枠を利用できる
- 1年間に360万円まで投資可能
- 生涯の投資枠は1,800万円
いつでも好きな時に始められる
新NISAは、口座開設して投資できる期間が恒久化になりました。
18歳以上であれば、いつでも好きなときに利用できる制度です。
自分に合ったタイミングで始められるのがうれしいですね。
非課税保有期間が無期限に
新NISAの口座で購入した金融商品は、ずっと非課税で運用することができます。
いつ売っても、税金がかからないことも新NISAを始めたきっかけという方もいるのではないでしょうか?
旧NISAの非課税期間は、一般NISAで5年、つみたてNISAで20年と限定されていましたが、期間を気にする必要がありません。
2つの投資枠を同時に利用できる
新NISAには、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つの投資枠を利用できます。
旧NISAでは、同じ年にどちらか一方しか使えませんでしたが、新NISAでは、2つの投資枠を同時に利用できます。
1年間に360万円まで投資が可能
新NISAでは1年間に、つみたて投資枠120万円、成長投資枠240万円まで投資が可能です。
2つの投資枠を同時に利用すれば、1年間に360万円まで投資ができます。
また、つみたて投資枠と成長投資枠では、商品や投資方法がちがいますので注意が必要です。



投資初心者はつみたて投資枠で積立投資がおすすめ
生涯の投資枠は1,800万円
新NISAは、生涯で使える非課税投資枠が1人あたり1,800万円です。
1,800万円というのは、商品を買った時の合計金額なので、買った後に価格が上がって1,800万円を超えても大丈夫です。
ただし、つみたて投資枠だけで1,800万円買うことはできますが、成長投資枠は1,200万円までしか買えません。
つみたて投資枠がベースなので、注意が必要ですよ。
それから新NISAは、商品を売っても次の年に投資枠が復活します。
新NISAは投資枠が復活する
新NISAでは売却した分の投資枠が、翌年に復活します。
例えば、100万円分投資した商品が200万円になったとします。
この商品200万円を全額売ると、投資した価格の「100万円分の枠が空いた」とみなされ、投資枠を翌年以降に再度利用できるということです。
ただし年間投資枠のつみたて投資枠120万円、成長投資枠240万円の範囲内で投資する必要があります。



旧NISAは投資した商品を売っても、投資枠は復活しなかった!
新NISAの制度・仕組みについて、理解できたでしょうか?
新NISAのメリット3選


新NISAの仕組みを知って興味を持ったけど、初心者にもメリットはあるの?
これから新NISAを始めようとしている人にとって、新NISA制度の優れたメリットを3つご紹介します。
- 少額からつみたて投資できる
- 金融庁が厳選した商品から購入できる
- 確定申告がいらない
NISA総口座数は2,560万口座を超えていますよ。
少額からつみたて投資できる
新NISAのつみたて投資では、毎月100円の少額からつみたてられます。
無理のない範囲で、少額から投資できるので安心です。
お金が必要になったときは、いつでも売って引き出すこともできます。
口座開設や維持費も無料で始められるのも投資初心者にもうれしいですね。
金融庁が厳選した商品のなかから買える
新NISAのつみたて投資枠の商品は、2023年までのつみたてNISAの対象商品と同じです。
金融庁が厳選した、安全で信頼できる商品に投資することができ安心です。
つみたて投資枠 | 成長投資枠 | |
---|---|---|
対象商品 | 金融庁が厳選した投資信託など | 国内株式、外国株式、投資信託など |
買う方法 | 毎月つみたてる | 好きなタイミングで買う |
投資初心者は、つみたて投資枠の投資信託がおすすめですよ。
金融庁が厳選した商品は、金融庁のHPで公表されています。



つみたて投資枠は、安全な商品でお金を増やせるんだね。
確定申告がいらない
新NISA制度では、原則として確定申告が不要です。
なぜなら投資した商品から得られる利益に税金がかからないのは大きなメリットですよね。
新NISAは、確定申告の手間や費用を省けます。
確定申告の手続きがいらないから、投資を始めやすいですね。
たとえばSBI証券の場合は、口座開設する際に「SBI証券に任せる(特定口座 源泉徴収あり)」で「NISA口座を開設する」を選べばOKです。
新NISAのデメリット3選


ここまで、新NISAのメリットをご紹介しましたが、デメリットももちろん存在します。
知っておきたい新NISAのデメリットは3つ解説していきます。
- 損をする可能性もある
- 損益通算ができない
- 枠が増えた分をどっちを増やすか迷う
損をする可能性もある
投資は、元本が保証されるものではありません。
そのため、新NISAで投資した商品が値下がりした場合、損をする可能性があります。
金融庁が厳選した商品を扱うつみたて投資枠より、成長投資枠でしか投資できない商品の方がリスクは大きいです。
損をする可能性があると分かった上で、新NISAを始めるようにしましょう。
損益通算ができない
NISA口座で損をした場合、他の課税口座と損益を相殺する損益通算ができません。
損益通算とは、たとえばA社で8万円の損をしてB社で10万円利益が出た場合、損益通算すれば10万円-8万円=2万円に課税される仕組みです。
ただしNISA口座は利益がでても、利益がなかったとして扱われるので税金がかからないように、損をしても損はなかったとして扱われます。
NISA口座で損をすると、課税口座より不利なので注意しましょう。
課税口座で損をしても、確定申告すれば3年間繰り越して翌年以降の利益と相殺できます。
枠が増えた分をどっちを増やすか迷う
新NISAは生涯投資枠が1800万円あり、つみたて投資枠と成長投資枠の2つの枠がどちらも使えます。
投資の幅を広げるチャンスである一方で、どの商品を購入していいかわからないと悩んでしまうこともあります。
新NISAを始めながら、投資について勉強していきましょう
まとめ
本記事では、新NISAの仕組みや、お金を稼ぐ方法を投資初心者向けにわかりやすく解説しました。
- 儲けたお金に税金がかからないお得な制度
- 制度が恒久化されて非課税期間は無期限
- 投資なので、損をするリスクもある
新NISAは時間をかければ、初心者でも資産を大きく増やせる可能性があります!
「新NISAをいつ始めたらいい?」と、迷っている方もいると思います。
2024年の新NISAは始まったばかりなので、みんなに乗り遅れないように今から始めれば大丈夫ですよ。
安全な投資方法でお金を増やして、教育資金や住宅資金、老後資金などに備えることができます。
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